Neovim のヘルプを日本語化する
概要
前置き
私のエディタ遍歴(というほどでもないですが)は、Sublime Text、Atom、Vim、VSCode という感じで、最近は VSCode を使っていました。
しかし、VSCode は多機能で便利な反面、サクラエディタのような高速に起動するものではないため、編集したいと思ったらすぐ起動するエディタを使いたくなってきました。
そこで Neovim を使ってみたところ、起動が早い上、Neovim 専用の SKK プラグインを導入したら日本語編集も簡単になりましたので、しばらく Neovim を使ってみようと思うようになりました。
Neovim を快適に使うためのプラグインの導入や設定変更は現在進行中で進めていますが、完了したものから順次備忘録代わりにメモしていこうと思います。
なお、プラグインは folke/lazy.nvim: 💤 A modern plugin manager for Neovim で管理しており、lazy.nvim に関する init.lua
の設定は次のとおりです。プラグインごとに設定ファイルを分割したいので、プラグインの設定ファイルは 'C:\Users\(username)\AppData\Local\nvim\lua\plugins\'
ディレクトリに保存しています。
1local lazypath = vim.fn.stdpath("data") .. "/lazy/lazy.nvim"
2if not (vim.uv or vim.loop).fs_stat(lazypath) then
3 vim.fn.system({
4 "git",
5 "clone",
6 "--filter=blob:none",
7 "https://github.com/folke/lazy.nvim.git",
8 "--branch=stable", -- latest stable release
9 lazypath,
10 })
11end
12vim.opt.rtp:prepend(lazypath)
13require("lazy").setup("plugins")
環境
OS
1エディション Windows 11 Pro
2バージョン 23H2
3インストール日 2022/07/11
4OS ビルド 22631.3807
5エクスペリエンス Windows Feature Experience Pack 1000.22700.1020.0
Neovim
1❯ nvim --version
2NVIM v0.9.4
3Build type: RelWithDebInfo
4LuaJIT 2.1.1696883897
5Compilation: C:/Program Files (x86)/Microsoft Visual Studio/2019/Enterprise/VC/Tools/MSVC/14.29.30133/bin/Hostx64/x64/cl.exe /MD /Zi /O2 /Ob1 -W3 -wd4311 -wd4146 -DUNIT_TESTING -D_CRT_SECURE_NO_WARNINGS -D_CRT_NONSTDC_NO_DEPRECATE -D_WIN32_WINNT=0x0602 -DMSWIN -DINCLUDE_GENERATED_DECLARATIONS -ID:/a/neovim/neovim/.deps/usr/include/luajit-2.1 -ID:/a/neovim/neovim/.deps/usr/include -ID:/a/neovim/neovim/.deps/usr/include -ID:/a/neovim/neovim/build/src/nvim/auto -ID:/a/neovim/neovim/build/include -ID:/a/neovim/neovim/build/cmake.config -ID:/a/neovim/neovim/src -ID:/a/neovim/neovim/.deps/usr/include -ID:/a/neovim/neovim/.deps/usr/include -ID:/a/neovim/neovim/.deps/usr/include -ID:/a/neovim/neovim/.deps/usr/include -ID:/a/neovim/neovim/.deps/usr/include -ID:/a/neovim/neovim/.deps/usr/include -ID:/a/neovim/neovim/.deps/usr/include
6
7 システム vimrc: "$VIM\sysinit.vim"
8 省略時の $VIM: "C:/Program Files (x86)/nvim/share/nvim"
9
10Run :checkhealth for more info
プラグイン管理
プラグインは folke/lazy.nvim: 💤 A modern plugin manager for Neovim で管理しており、lazy.nvim にかかる init.lua
の設定は次のとおりです。プラグインごとに設定ファイルを分割したいので、プラグインの設定ファイルは 'C:\Users\(username)\AppData\Local\nvim\lua\plugins\'
ディレクトリに保存しています。
1local lazypath = vim.fn.stdpath("data") .. "/lazy/lazy.nvim"
2if not (vim.uv or vim.loop).fs_stat(lazypath) then
3 vim.fn.system({
4 "git",
5 "clone",
6 "--filter=blob:none",
7 "https://github.com/folke/lazy.nvim.git",
8 "--branch=stable", -- latest stable release
9 lazypath,
10 })
11end
12vim.opt.rtp:prepend(lazypath)
13require("lazy").setup("plugins")
ヘルプを日本語化する方法
まず、vim-jp/vimdoc-ja: A project which translate Vim documents into Japanese. で配布されている日本語のヘルプファイルを導入します。このヘルプファイルはプラグインとして導入できますので、'C:\Users\(username)\AppData\Local\nvim\lua\plugins\vimdoc-ja.lua'
ファイルを用意して以下の設定を追加します。
1return {
2 {
3 "vim-jp/vimdoc-ja",
4 },
5}
それから :Lazy
コマンドを実行して日本語ヘルプファイルをインストールします。
日本語のヘルプファイルがインストールできましたら、init.lua
に次の設定を追加して Neovim を再起動します。
1vim.opt.helplang = 'ja'
これで :h hogehoge
とした場合に表示されるヘルプが日本語版になります。
1:h helplang
2
3 *'helplang'* *'hlg'*
4'helplang' 'hlg' 文字列 (既定では: メッセージ言語または空)
5 グローバル
6 {|+multi_lang| 機能つきでコンパイルされたときのみ有効}
7 コンマ区切りの言語のリスト。これらの言語の中から、探しているヘルプが見
8 つかった最初の言語を使う。英語のヘルプは常に優先度が最後になる。英語の
9 優先度を上げるために "en" を追加することはできるが、そうしても、その言
10 語に存在し、英語のヘルプに存在しないタグを見つけるだけである。
11 {訳注: 上の文よくわからない。}
12 例: >
13 :set helplang=de,it
14< こうすると最初にドイツ語を検索し、次にイタリア語、そして最後に英語のヘ
15 ルプファイルを検索する。
16 |CTRL-]| や英語でないヘルプファイル中で ":help!" を使ったときは、この
17 オプションより先に現在の言語からタグを検索する。|help-translated| を参
18 照。