本の概要
日米戦争の開戦決定過程を、インテリジェンスの問題も視野に入れて再検討する著作である。著者は、南部仏印進駐(1941年7月末)以降、日米開戦に到るまでの決定過程については『日本はなぜ開戦に踏み切ったか』(新潮社、2012年)で道筋を説明していたが、同書では南部仏印進駐に至った経緯や、英米の動向については最小限にとどめていたことから、本書でそうした点を補うとともに、政策決定に密接に関わるインテリジェンスの問題も取り上げている。
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日米戦争の開戦決定過程を、インテリジェンスの問題も視野に入れて再検討する著作である。著者は、南部仏印進駐(1941年7月末)以降、日米開戦に到るまでの決定過程については『日本はなぜ開戦に踏み切ったか』(新潮社、2012年)で道筋を説明していたが、同書では南部仏印進駐に至った経緯や、英米の動向については最小限にとどめていたことから、本書でそうした点を補うとともに、政策決定に密接に関わるインテリジェンスの問題も取り上げている。