3D プリンタで新しいフィラメントを使う場合、最適な温度やリトラクト長を探し出す必要がありますが、「プリント→結果を確認→設定変更→プリント」という順番で調査すると時間がいくらあっても足りません。そのため、1回のプリントで様々な設定を試せると便利ということになります。 幸い、スライサー側の機能を使うことで、レイヤー高に応じて設定を変更することが可能となりますので、その方法を紹介します。 なお、スライサーによって設定方法だけでなくできることも違いますので、スライサー毎に説明します。ただし、結論を先取りしますと、PrusaSlicer/SuperSlicer よりも Cura の方が設定が簡単な上に出来ることも多いので、こういう処理を行...
目次 前置き 作業の順番 FluiddPi のインストール Kiuah のインストール Klipper ファームウェアのビルド & インストール Klipper の設定 移動距離の調整 PID チューニング Pressure advance の調整 コマンドでファームウェアを再起動 Input Shaper スライサーと FluiddPi を繋ぐ方法 G-Code の問題 position_min の設定 BLTouch の使い方 プローブの Z-Offset の調整 Mesh Bed Leveling のトラブル その他のエラー対策 printer.cfg 等の設定ファイルの保存場所 前置き# 我が家の3Dプリンタ...
前置き# AnyCubic 製の AnyCubic Mega S という3Dプリンタを使っていますが、動作中にモーター音に加えて結構な大きさの電子音が鳴ってうるさいので、モータードライバを工場出荷時の A4988 から TMC2208 に交換しました。ただ、手順を紹介した記事が少なくて苦労しましたので、備忘録代わりに手順をまとめてみました。 なお、この記事の前提は次のとおりです。 プリンタの機種 AnyCubic Mega S マザーボード Trigorilla Mega2560+ramps 1.4 作業PC Windows10 必要なもの# TMC2208# Amazon や Aliexpress で「TMC2208」を検索す...